おしらせ
松の輸出に欠かせない「根洗」― 技術と丁寧さが生む品質
2026/03/16
松の輸出に欠かせない根洗について、大津尚楽園の作業工程やこだわりをご紹介します🌲✨
輸出には根洗いが必須

日本の松を海外へ届けるには、「根洗」が欠かせません🌲 根洗いとは、土を水で洗い流して根をきれいにする作業のこと。
土に含まれる菌や微生物を輸出先に持ち込まないよう、根についた土を完全に取り除くことが各国の植物検疫で決められています。
台湾をはじめ多くの国がこのルールを採用していて、土付きのままでは輸出できないのが現状です✈️
松の根洗いはとても繊細

松は根洗にとくに気を使う樹木です🌿 盆栽の世界でも、松柏類は土を全部取ってしまうと枯れる原因になることがあると言われています。松の根には「菌根菌」という菌が一緒に暮らしていて、これが松の健康を支えてくれているからです。
また、根を切りすぎると特定の枝が枯れてしまうこともあります。だからこそ、経験と技術に基づいた丁寧な作業が大切になります。
根を切り過ぎると上部(葉部分)下部(根部分)のバランスが崩れて枯れてしまう事もあります。
大津尚楽園の作業工程

当園では、こんな流れで根洗いからパッキングまでを行っています🛠️
まず、松の根鉢(土部分)を水槽に浸けて根鉢を柔らかくします。
その後、エアツールを使用して7割〜8割の土を落とし、残りの2割〜3割は手作業で洗い落とします。(なるべく早く・なるべく根を痛めないを意識して)
土の除去が完了した後、殺菌剤・活力剤に浸けます。
最後に根を切り揃えて、ピートモスとパーライトを混ぜた培地で包んでパッキング。そしてコンテナへ積み込みます。この培地はpH調整がポイントで、多くの植物が好む弱酸性に整えることで、長い輸送中も根の状態を良好に保つことができます😊

1日1本、丁寧に届けます

当園では1日1本のペースで作業を進めています。(サイズによって変化します)
時間はかかりますが、「樹木に無理をさせない」という想いを大切に、1本1本丁寧に仕上げています✨
輸出先でも元気な姿でお届けできるよう、心を込めて作業しています。
※本記事の内容は、当園の経験や現場での実感に基づく見解も含まれています。